現在日本では、使用済みアルミ缶のうち97.9%が回収され、一旦溶かした後に再びアルミ材料として利用されています。このうち、66.9%は再びアルミ缶に加工されました。(アルミ缶リサイクル協会の2019年度調査による。)
アルミは電気の缶詰とも言われており、原料のボーキサイトからアルミナを経て製造される工程では多大な電力を消費します。しかし比較的低温で溶解することもあり、リサイクル材の製造に必要な電力はボーキサイトから製造する場合の僅か3%で済みます。
このようなリサイクルの重要性が社会に理解され、アルミ缶の回収率は飲料容器の中でも高い水準にあります。回収されたアルミ缶は蓋も含めて、缶用アルミ材としての再利用が可能です。スチール缶に使われているアルミ製の蓋のように溶解工程で全て酸化してしまうようなこともありません。
私たちアルテミラのアルミ缶リサイクルの取り組みについては、「リサイクル活動」をご覧ください。